養育費問題相談ねっとは、離婚問題の中でも特に”子どもの養育費”にスポットを当て、情報提供及びご相談を承るサイトです。
養育費の有無が子どもの将来にどれほど深刻な影響を与えるかを、より多くのお父様、お母様に知っていただき、少しでも離婚の被害者を減らしたい・・・私はそう考えています。
養育費・・・これは子どもが育っていく上でとても重要な”子どもの権利”です。「そんなことは知っている」と言われるかもしれません。しかし、本当にその現実を知っていますか?
もし、その現実を皆さんが理解し、必要な行動ができていたなら「養育費が最後まで支払われる確率は約2割」なんてことはあり得ません。
当然の話ですが、養育費は子どもに与えるお金です。一般的に養育費は子どもを育てるお母さんが受け取りますが、これは子どもの代わりに受け取っているに過ぎず、母親は1円たりとも自分のために使う権利はありません。しかし、現実はどうでしょう?
母親は受け取った養育費を、自分自身の生活費・娯楽費と区別することなく、好き勝手に使っていることが多いといえます。
しかし、細かく区分するのは難しいとしても、母親は本来的に自分のためのお金と子どものためのお金を区別してお金を使わなければなりません。
これはどの法律にも書かれていませんが「養育費を子どものために使う」のは母親の義務と言っていいでしょう。
また、母親の多くは養育費を支払ってくれる父親に「ありがとう」とは言いません。「支払うのが当たり前だ!」と思っていますから。
しかし、こんな気持ちを持っている母親に対して父親は気持ちよく養育費を払えると思いますか?私はお母様方にいつもこう言います。
”支払うのが当たり前だ!というのが正論だとしても、”当たり前のことを当たり前にしてくれる”のはとてもありがたいことだと思いますよ。
貴方にとって一番大切な子どものために懸命に働いて稼いだお金を与えてくれる・・そんな父親に感謝の気持ちを持つこともまた”当たり前”と言えないでしょうか。
養育費と面会交流権は表裏一体
母親が感謝の気持ちを持つことができたなら、父親の面会交流権も(子どもに会う権利)も認められると思います。定期的に子どもに会っている父親の養育費支払い率は高くなる・・・なんてことはあえて書くまでもありませんよね。
さあ、もう一度自分自身の目的が何なのかを考え直してみましょう。養育費?いえいえ、それは目的ではなく手段です。
あなたの目的は・・・「子どもの幸せ=あなたの幸せ」だと思います。もし、そうであるならばお母さん・・・「養育費は要らないから二度と子どもに会いに来ないで!」なんて絶対に言わないでください。
そんなことをすると子どもは養育費、父親だけでなく、お爺ちゃん・お婆ちゃん・叔父さん・従兄弟などの人間関係も全てを失ってしまいます。
これがどんなに大きな問題かご存知ですか?たくさんの人に愛されて育った子どもは他人を愛することができるようになります。
逆にあまり愛情を与えられずに育った子どもは人を愛せなくなったり、信用しなくなったり・・・すると他人から愛されることも期待しづらいでしょう。
愛するのも愛されるのも難しい・・・そんな子どもにしたくはないはずです。子どもの幸せはあなたの幸せのはずです。お父さんもお母さんも、子どものために・・・いや自分自身のために養育費の問題を考えてみてください。そうすればおのずと良い答えが出てくると思います。
私はいわゆる「離婚難民」を作りたくはありません。養育費はその離婚難民を作らないための最初の第一歩であり、親子を結ぶ最後の赤い糸であることを何卒ご理解下さい。
養育費問題に関して総合的にサポートする体制を整えておりますので、お悩みの際はお気軽にお問い合せ下さい!